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アーキテクトを探せ!Vol.1 ゲスト:藤村龍至

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Main visual Photo : KENSHU SHINTSUBO

これからの「アーキテクト像」を探る連続トークシリーズ
初回ゲストは、建築家の藤村龍至さん
ソーシャルアーキテクトを名乗るその活動に迫る!

layout-arichitect

アーキテクト(architect)の語源はギリシャ語のarkhitektonであり、設計思想、観念を意味する。(wikipediaより)

アーキテクトはもともと建築家という領域で使われていました。しかし、従来の「建築」の意味が拡張され続けている現在、ただ単に「空間=ハコを設計する」にとどまらない活動が一般化してきました。さらに、Webやシステムを空間にみたて情報アーキテクトという呼称も一般的になっています。

本イベントは、それらアーキテクトの拡張した領域をゲストと共に刺激的なトークセッションを通して浮き彫りにし「これからのアーキテクト像」を描いてみようという試みです。

発起人は、木造アパートの改修アイディアやデザインを「モクチンレシピ」としてまとめウェブで公開することで建築や都市デザインを実践するモクチン企画の連勇太朗とパーソナル・ファブリケーションの普及とそれを取り巻くクリエイティブの可能性を模索する、FabCafeの岩岡孝太郎の二人。毎回、ゲストを招き、事例を中心にその思想や活動の本質を探ります。

なお、空間設計とエクスペリエンスの実験サイトLAYOUT(http://layout.net/)が提案する、対談シリーズであり、同サイトで記事となります。

 

第1回目のゲストは、藤村龍至さん

藤村龍至

Photo : KENSHU SHINTSUBO

 

東洋大学理工学部建築学科専任講師/藤村龍至建築設計事務所代表。建築家として住宅、集合住宅、オフィスビルなどの設計を手がけ、さらに、自身の思想を各メディアへの寄稿を通じて展開。近年、公共施設の老朽化と財政問題を背景とした住民参加型のシティマネジメントや、日本列島の将来像の提言など、広く社会に開かれたプロジェクトも展開している。http://ryujifujimura.jp/

 

ホストの連勇太朗から一言

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いま、最も挑発的なかたちで建築家像/アーキテクト像に迫り、魅力的な思想と作品を展開している建築家の藤村龍至さんが第一回目のゲストです。ソーシャルアーキテクトとも名乗っている藤村さんと共に今後のこのイベントの方向性も議論していきたいと勝手に思っています。藤村さんの議論の射程は広いので、建築系以外の人にも是非参加してほしいです。最近、単著を二冊リリースしたことでますます藤村さんの思想や作品にアクセスしやすくなっている今日この頃。ここでさらに深く藤村さん切り込んでいき、新たなアーキテクト像に迫っていければと思います。

 

▶イベント概要

日 時:2014年11月20日(木) 19:30-21:00
場 所:FabCafe(渋谷・道玄坂)
参加費:1,500円(ワンドリンク付き)
ゲスト:藤村龍至
ホスト:連勇太朗+岩岡孝太郎
参加方法:
以下のfabcafeのイベントページより参加表明
https://www.facebook.com/events/543228752444927/

主 催:LAYOUT
協 力:FabCafe,モクチン企画

 

▶プロフィール

連 勇太朗 Yutaro Muraji

モクチン企画代表理事。1987年生まれ。慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科後期博士課程在籍。2009年より「木賃アパート再生ワークショップ(現:モクチン企画)」の代表を務める。2006年より慶應大学小林博人研究会に所属 。「Archi-Commons」という建築デザインを「資源化」し、コミュニティに提供するという設計方法論を考案し、研究と活動を行なっている。

岩岡 孝太郎 Kotatro Iwaoka

FabCafe LLP Fab Director。千葉大学卒業後、建築設計事務所に入社し個人住宅や集合住宅の設計を担当。その後、慶應義塾大学大学院に進学しデジタルものづくりの研究制作に従事。2011年、クリエイティブな制作環境とカフェをひとつにする”FabCafe”構想を持ってロフトワークに入社。FabCafeではディレクターとしてクリエイティブなアイデアを形にするサービスや企画を担当している。その他に、東京芸術大学芸術情報センターにて非常勤講師を担当。http://fabcafe.com